駒形克己 – 造本作家、デザイナー –

1953年静岡県生まれ。株式会社日本デザインセンターを経て、1977年に渡米し、シェクターグループ、ニューヨークCBS本社などで企業CI、グラフィックデザインを手掛け、1994年にフランスのリヨンで個展やワークショップを開始する。2000年と2010年にイタリアのボローニャ・ラガッツィ賞 優秀賞、2002年にはスイス国際児童賞(F.E.E.) 特別賞、他2007年のグッドデザイン賞など多数受賞する世界的に評価を得ている造本作家でありデザイナーである駒形克己。

「リトルアイ」シリーズ

子供の誕生をきっかけに制作した「リトルアイ – Little Eye」シリーズ。まだ言葉が分からない生後間もない子供と、共有して楽しめるものを作りたいという思いから生まれたカード式絵本。蛇腹式になったカードや型抜きの三つ折りに畳まれたカードを開くと登場する丸や三角の形、そして果物、動物など、さまざまな違う形や色の美しさが一緒に楽しめる。文字なしでお話がなくても、一緒にカードに触れながら共有することでコミュニケーションが自然と生まれる。そのように共有できる道具として考えられた駒形克己の名作シリーズ。

「ワークショップ」

駒形克己の絵本に触れることができる、もう一つの楽しみ方が「ワークショップ」。紙で出来る様々な可能性を、駒形克己が教えてくれるイベント。体験することで、絵本の仕組みや魅力など、新たな発見を通して創造力が育まれる。

1994年にフランスのリヨンで本の個展を始めた頃から、スタートしたワークショップ。現在も日本やフランスをはじめ、イタリア、スイスやポルトガルなど世界各国で活動中。大人も参加可能なのが嬉しい。