チェコの国民的人気作家で制作した戯曲「ロボット」からロボットという言葉を世界中に広め、園芸をこよなく愛したことでも有名なカレル・チャペックの「ダーシェンカあるいは小犬の生活」の原書。1933年から世界的ロングセラーを続ける、愛犬ダーシェンカの成長の記録とともにユーモアと愛情がつまった名作。ダーシェンカは、チャペックが飼っていた愛犬イリスに生まれた雌の子犬で、片手に乗るほど小さかったダーシェンカが、やがていたずらっ子に成長。やさしい語り、ユーモアたっぷりのイラストと写真で表現。唯一、チャペック作品で写真、装画を自らが手掛けた人気の一冊。
装丁はコラージュ作家で、チェコ・アヴァンギャルドの中心的人物であるカレル・タイゲが装丁をしただけあって、線画と文章部分、写真とコメント、カットイラスト部分で表現されたおしゃれな構成も楽しめる。
[イラスト：全て線画、写真：モノクロ33点]　

1942年版。古本。

【状態】経年による角の傷みや色褪せ、綴りの緩み（画像参照）がありますが、中身の破れや書き込みなどなく40年代ものとしては非常に良好です。
サイズ: 28cm×20.8cm / 96ページ / ハードカバー 
<チェコ語表記>

著者紹介: カレル・チェペック (Karel Capek)